からっぽ。
《歩実》



彩葉ちゃんが退院した事と、自宅で療養してる事の連絡が、メールであっただけで、一ヶ月以上が過ぎている。


私は、自分に出来る事が何もない事に、無力さを感じ、連絡が来ない事には寂しさを………


そんな風に、毎日を過ごしていた。


バイトを辞めて、坂下と彩葉ちゃんの為に使うと決めた時間は、不安を膨らまし、憎しみを育てて行く。



車に乗り、国道を北に向かって走っていた。


着いた場所は、彩葉ちゃんの母親の家の前。


彼女と会って、話をしたい。


そう思ったら、ココに来てしまっていた。



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