からっぽ。
今回は、二日程の入院で、彩葉は退院する事が出来た。


部屋に連れて帰り、彩葉を寝かしつけると、歩実さんから、電話が来た。


「連絡出来なくて、ごめん……」

電話の向こうで、彩葉の様子を心配する、歩実さん。


「俺………、
今は、彩葉の事しか考えられない………」


病院のベットで眠る彩葉を見ながら、ずっと考えていた。


俺には、歩実さんと彩葉の、二人の事を考える余裕がない。


そして、こんなに余裕のない俺と一緒に居ても、歩実さんを不幸にするだけだと………


大切だからこそ、今、離れなければならないと感じていた。



< 225 / 242 >

この作品をシェア

pagetop