からっぽ。
「来月から、店長として頑張ってくれ」

自分の店もオープンから3年を迎え、前から考えていた事を、凌に提案してみた。


「はいっ!
是非、やらせて下さい」

突然の申し出に、自分の店を持つ事を望んでいる凌は、快く引き受けてくれた。


俺は彩葉の為に、毎日、店に行かなくて済む様に、段取りをしたのだ。


もちろん、収入も減るだろう。

それでも、少しでも彩葉の側に居てやりたい。

母親が居ない事を負担にならない様に、頑張りたい。


そうでなければ、歩実さんに悪い。


俺も、俺なりの“幸せ”を、見付けるから………



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