呼吸(いき)するように愛してる
……でも、私にもはっきりとわかる事がある。『再確認した』と言ったらいいかな。

ずっとみちるちゃんとに抱きついて泣いていたけど、少し落ち着いて、みちるちゃんから身体を離して、みちるちゃんを見た。

「みちるちゃん……」

「うん。落ち着いたなら、座ろうか?」

みちるちゃんに促されるように、テーブルの前に座る。

みちるちゃんがティッシュの箱を、私の前に置く。

「ありがと」 と言ってティッシュを取り、涙を拭いたり、鼻をかんだ。

「みちるちゃん、聞いてくれる?」

そう言って、みちるちゃんが頷くのを見た後、今日の事を話し始めた。

短い時間の出来事だったから、私でも全部話せたと思う。

「みちるちゃん、どうしよう~……!」

「うん?」

ちゃんと話す為、涙を押し込めるように、グッ!と一瞬唇を噛んだ。

「匠くんは、どうして嘘をついたんだろう?美里さんと会って、何を話していたんだろう?美里さんは、どうして泣いていたんだろう?……考えても考えても、私にはわからないし。……私が考えても、どうしようもないのかも……」

「うん」

「でもね……私にも、一つだけはっきりとわかる事がある。……私、匠くんが好き!大好き!……匠くんのあんな姿を見て、ショックで、辛くて、悲しくて、痛くて……でも、好きの気持ちは変わらない。こんな思いをしても、まだ好きなんだ…て、自分で、よーくわかったくらい。……どうしよう、みちるちゃん……私、匠くんを好きでいる事、どうしても、やめられないよ!」

みちるちゃんを見つめながら、必死で吐き出した言葉。

みちるちゃんは一度、大きく頷いた。

「美羽の匠くんへの想いを、一番知っているのは私だよ。この前も話した通り、人間(ひと)の気持ちは、そう簡単に変えられない。誰かの事、好きになろうと思って好きになる訳じゃないよね?」

「うん」

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