【完】好きなんだからしょうがないだろ?
「本気なんだろ?辛くても諦めないんだろ?」
「も、もちろん……」
隣をゆっくりと歩く玲央をチラリと見ると目が合った。
「だったらオレは、お前が諦めないなら見ててやるから。だから、無理すんなよバーカ」
玲央の無愛想な言葉が、あの頃、素直に嬉しかった。
あたしはそんな玲央が好きだったんだ……。
人気者の玲央の隣にいる不釣り合いなあたしでも、いつかはきっと……。
今より少しでも玲央の瞳に“女の子”として映れたらって。
ーーーそう、願っていた。