妄想オフィス・ラブ ~キスから始まるエトセトラ~
「良かった………………」
肩に頭をのせて、更に抱き締められる。
安心したようなため息が耳に当たってこそぐったい。
身を捩って少しでも距離を取ろうとするが、離れるどころか首筋に感じる温もりと、チクリとする痛みに陽太の頭を叩く。
抱き締められているため動かせる範囲で右肩に乗る陽太の頭を下からペシペシ叩くも一向に離れない。
「ひ……陽太っ!ちょっと、なにしてんの!…………んっ」
軽くリップ音を出し、ペロリとその首筋を舐めて満足そうに離れる陽太。その顔は何かを企んでそうで、、、。
「……綺麗に付いた」
「ばっっっばかじゃ、、、、」
何すんよのっと陽太に向かって口を開くと、最後まで言い切ることなく唇を塞がれて言葉ごと飲み込まれてしまった。
性急に求めるように余裕のなくした陽太のキスに頭の芯から溶けていく。