復讐アプリ
「そんなのウソよ!

私は信じないわ!」




「お姉ちゃん、僕が言ってることはウソじゃないよ。

あの鬼たちは、いつも憎しみをぶつける相手を探しているんだ」




和宏がそう言ったとき、鬼たちは私たちの存在に気づいて、私たちに近づいてきた。




私はそんな危険な光景を見て、心臓が早鐘を打ち始めた。




〈 早く逃げなくちゃ……〉




私はそう思って、辺りを見回したが、私の周囲は炎に包まれていて、逃げる場所なんてどこにもなかった。




「憎い!」

「憎い!」

「憎い!」




鬼たちの憎しみの合唱が、いつの間にか私に向けられ、何十体もの鬼たちが私に向かって迫っていた。
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