復讐アプリ
私が涙を拭い、ため息をついたとき、私のスマホが光って、復讐アプリの新着投稿が映し出された。




私は、逃れることのできない呪いにうんざりしながら、その新着投稿を読み始めた。




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アユミ 5/30 20:02

復讐アプリって、間違ってるよ。

憎い相手がいても、復讐なんてしちゃ、いけないんだよ。

私はもうイヤ!

私は復讐アプリから逃げ出したい。
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その新着投稿を書いたアユミと私の気持ちは、同じだった。




私は復讐アプリでは、異色のその投稿にgoodを押した。




でも、次の瞬間、その異色の投稿には、たくさんの返信が寄せられた。




私はその返信を読んで、復讐アプリの恐ろしさを改めて感じていた。
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