男の秘密 -繋がる未来-
慌てた様子で忍の手元からスケッチブックを取り返そうとしたのだが、逆に忍の腕の中にすっぽりと納まり、抱きしめられた。
「!?」
「このイラスト、何処かに出した事ある?」
腕から逃げようと、胸板を押す為に両手を忍の胸に当てていた優は、咄嗟に忍を見上げた。
「え。ううん。趣味だから何処にも出してないわ。あ、たまにクッキーを焼いた時にシールにして貼ってるけど」
「ほんと?じゃぁこのスケッチブック借りていい?」
素早くスケッチブックの中の絵を確認した忍が優を見てそういう。
「え、うん。いいけど。何に使うの?」
「それはまだ秘密。それより、優はご飯食べた?」
「!?」
「このイラスト、何処かに出した事ある?」
腕から逃げようと、胸板を押す為に両手を忍の胸に当てていた優は、咄嗟に忍を見上げた。
「え。ううん。趣味だから何処にも出してないわ。あ、たまにクッキーを焼いた時にシールにして貼ってるけど」
「ほんと?じゃぁこのスケッチブック借りていい?」
素早くスケッチブックの中の絵を確認した忍が優を見てそういう。
「え、うん。いいけど。何に使うの?」
「それはまだ秘密。それより、優はご飯食べた?」