【完】七瀬先輩と秘密の恋におちて
「津田先輩ってね、朝早くからグラウンド走ってアップしてるの。ただ津田先輩を見たくて。あたし、そのおかげで早起き得意になったんだよ?」
いつも早起きして彼を見ていたんだね。
ーーー“竹川、早起きもほどほどにしとけよ”
階段で遭遇した時の津田先輩の言葉の意味を、わたしはようやく理解した。
「って。あたしのこういうところがきっと気持ち悪いって言わせちゃうんだよね?でも、好きなんだもん。せめて、ここから見てるだけなら、いいよね……」
そこは一番遠い特等席だよ、杏奈……。