【完】七瀬先輩と秘密の恋におちて



「今、七瀬先輩に声かけたのってさ、津田先輩だよね?バスケ部のエースプレイヤーの!」


「怖そうだけど超クール。なかなかモテるよね?ダンクがすごいって話だよ!」



不意に聞こえるクールなエースの津田先輩の人気も、かなり上場らしい。


目を背けた先に立ち尽くしたまま校舎を見上げる杏奈が、さっきよりもずっと頬を赤く染めていた。



「杏奈、好きな人って……」



恋とは無縁のわたしにだってわかるよ、杏奈。


今の杏奈は好きな人を見つめる眩しい女の子にしかわたしには映らなくて、まるで太陽を見上げているみたいだ。



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