箱入り娘と黒猫王子
それから、ぞろぞろと生徒が体育館に入ってきてあっという間に埋め尽くした。
体育館の隅で絃晴と茉夏と打合せをしてると、
「紫ノ宮君今日もかっこいい…」
「阿笠君もかっこいいけど、やっぱ紫ノ宮君は同じ人間と思えない。美し過ぎる。」
「それなー!!」
…間違いなく同じ人間だと思うけど。
声の主たちに視線を送れば、
「「きゃー!!」」
見なきゃ良かった、五月蝿い…。
取り敢えず愛想笑いを向けるとまた上がった嬉声で耳が痛くなる。
「無駄に視線を送るな。二次災害が起こる。」
「僕のほうがモテるからって嫉妬?大丈夫、僕ほどじゃないけどお前も充分かっこいいよ。」
「そうか、そんなに仕事がしたいか、いくらでもあるぞ。」
「ごめんなさいやめて。」
体育館の隅で絃晴と茉夏と打合せをしてると、
「紫ノ宮君今日もかっこいい…」
「阿笠君もかっこいいけど、やっぱ紫ノ宮君は同じ人間と思えない。美し過ぎる。」
「それなー!!」
…間違いなく同じ人間だと思うけど。
声の主たちに視線を送れば、
「「きゃー!!」」
見なきゃ良かった、五月蝿い…。
取り敢えず愛想笑いを向けるとまた上がった嬉声で耳が痛くなる。
「無駄に視線を送るな。二次災害が起こる。」
「僕のほうがモテるからって嫉妬?大丈夫、僕ほどじゃないけどお前も充分かっこいいよ。」
「そうか、そんなに仕事がしたいか、いくらでもあるぞ。」
「ごめんなさいやめて。」