箱入り娘と黒猫王子
名前に気を取られたのもつかの間、
花の反応を見て、一瞬でこいつの性質を見抜いた絃晴が、茉夏の名前を出して泣き脅しにかかる。本当に性格が良い(嫌味)。
普通のやつなら引っかからないようなわかりやすい誘導に、



「わかりました!できる限りですが、お手伝いします!!」



わーい、チョロい(笑)
さて、と……

楽しいのはここからだよ?花……



「花にも、いろいろ教えなくちゃね」



スイッチを切り替えて話すと、
何となく雰囲気を察知したようで笑顔が消えていく。



「さて…これからよろしくな?ふーら…♪」
< 40 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop