箱入り娘と黒猫王子
とりあえずHRが始まる前に解放され、教室に行くともうるうちゃんの姿があって、私を見るなり駆け寄ってきた。
「ちょ、ちょっと!!!!ふら、あんた昨日何があったの?!」
「る、るうちゃん!!!あの、実は…っ!」
ってここまでの経緯を話そうとしたらるうちゃんはそれを遮って、
「昨日あんたを〝王子〟がむかえにきたって朝からどこもその話でもちきりだよ?!!」
「えぇっ!??」
も、もちきり?!!なんで!!?
あの時あの場にいたのは、人だかりとは言ってもほんの一部の生徒だったはずなのに……
「な、なんでそんな大事に?」
「なんでって…あんた知らないの?!
生徒会って会長が選んだ、3人と会長で男女二人ずつで構成されるようにできてて、その最後の書記の枠にあんたが選ばれたんじゃないかって!!」
「ちょ、ちょっと!!!!ふら、あんた昨日何があったの?!」
「る、るうちゃん!!!あの、実は…っ!」
ってここまでの経緯を話そうとしたらるうちゃんはそれを遮って、
「昨日あんたを〝王子〟がむかえにきたって朝からどこもその話でもちきりだよ?!!」
「えぇっ!??」
も、もちきり?!!なんで!!?
あの時あの場にいたのは、人だかりとは言ってもほんの一部の生徒だったはずなのに……
「な、なんでそんな大事に?」
「なんでって…あんた知らないの?!
生徒会って会長が選んだ、3人と会長で男女二人ずつで構成されるようにできてて、その最後の書記の枠にあんたが選ばれたんじゃないかって!!」