アマテラス【完結】


中村の声は怒っていなかった。



ゆっくりと頭を上げると、ベッドに胡座をかき壁に寄りかかる中村が見えた。

眉が下がって、一瞬泣いているのかと錯覚する。



私に伸ばされる赤く擦れた手に引かれベッドになだれ込む。


頭が中村の肩に当たる。

私の肩は軽く受け止められた。




「中村?どうしたの?」



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