私の未来はどこにあるの??~俺様男と年下男子~


「待て!俺は…」


私を見て言おうとしたとき、


「高居さん、診察室へどうぞ」


スライドドアが開いて、看護師さんに中に呼ばれた。


「…えっと、私、帰った方が…??」


「いいから!来い!けぼっ」


ズキズキと痛む胸を押さえて、雫と言った女性を気にしながら、手を引かれて中に一緒に入った。


目を細め、じっとりとした彼女の視線が刺さった。


―――苦しい。
どうすればいいんだろう。



< 93 / 108 >

この作品をシェア

pagetop