そらをみあげれば…

ともこ以外とは誰とも話さないまま、俺は個室の集中治療室に運ばれていった。

心拍数や脳波のわかる機械をつけ、鼻から酸素チューブを刺され、両手が折れていたようなので輸血は左足の足首からだった。

鎮痛剤が効いてきたのか、少し痛みは和らぎ俺は意識が遠のいた…


…どれくらい寝たのだろう?
時間の感覚はまったくなかったが、先ほどの警察はまだ居たらしく俺の部屋に入ってきた。

個室に移されたことで、事故の情報は全く入ってこなかったので俺は警察に聞いてみた。
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