桜の花びら、舞い降りた
ポーンポーンとリズム良く投げ入れていると、古臭くなった茶封筒が箱の角に当たり散らばった。
なんだよ、本だけじゃないのかよ。
面倒くせえなぁ。
衝撃で破けてしまった封筒から飛び出した中身を適当に揃える。
ところが、そこで俺は自分の目を疑った。
「……え?」
そこから出てきたのは、二〇一七年の手帳だった。
今年の手帳だというのに、なぜか使い古されてボロボロだ。
まだ二〇一七年の四月だぞ。
どうしてこんな状態なんだ?
中をペラペラとめくってみた。
すると、茶色く変色した紙にぎっしりと文字が刻まれている。
誰が書いたものなんだろう。
最初のページに目を落とす。
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二〇一七年一月九日
どうしてこんなことになってしまったのか。
俺は今、どういうわけか数十年先の未来へ来てしまっている。
美由紀はどこへ行ってしまったんだろう。
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数十年先の未来?
美由紀って誰だ?
なんだこれ?