学校のカイダン
「那由!!!」

ぱっと振り向き私の方に逃げてくる。

「沙耶!」

私は那由に緑色のガラスでできた四葉のクローバーを渡した。

那由はそれを受け取ると女の子も目の前にいた。

「ソレ...ワタシノ...」

女の子は小さな声で自分のものだと言ってきた。

「ソレ...ワタシノ...オマエ...コロ...ス」

「えっ!?」
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