きみのおと


「・・・よし。できた!」



満足そうにハチマキと見つめあいながら頷く。
そして、納得した様子で僕にハチマキを差し出した。



「はい!」



僕はそれを受け取り、僕が書いたハチマキを代わりに渡した。




「ありがとう。わ!嬉しい。うん、一緒に頑張ろうね!」




頑張って、じゃなくて。
一緒に頑張りたかった。




“千秋くんならできる!頑張ろうね!”





しぃちゃんが書いてくれたハチマキ。
そこにも、頑張って、じゃなくて頑張ろうね、と書いてあった。

それが、すごく嬉しい。
同じ気持ちだったんだって思うから。





僕はそのハチマキをぎゅっと抱きしめるように包んだ。




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