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出てきちゃったかー…

玄関を開け家に入る。家の中のものが散乱している。おまけに床が濡れていて風呂場からリビングへと繋がっている。俺は恐る恐るドアへ手をかけた。するとそこにいたのは、つい数時間前に見たいつかの銀髪美少女がいた。しかも生まれたままの姿でバスタオルを胸から下ろしていた。
「ふぁ!?」驚きのあまり声が裏返った。一方、銀髪美少女はあまり驚いてもいなく少し顔を赤らめていた。とりあえずジャージを渡す。「あ、ありがとっ…」聞き覚えのある声だ。間違いなくあの子そのものだ。俺は恐る恐る悟った。画面から出てきちゃったかー…。嬉しさもあったがそれと同時にこの後の心配も出てきた。一度整理し訳を聞こう!そう考えた時だった。「あの!」「ん?どうしたの?」「私の事怒ったりしないんですか?」「いやいや、怒るわけないよ、目の前にこんな美少女いたら大歓迎だよ!むしろウェルカムだよ!」つい熱くなってしまった。「び、美少女…だなんて…」顔を赤らめて下を向いていた。一応自分が3次元にいることはわかっているらしく、ニュースや政治等についてはあまり分かっていなく、常識は一応あるらしい。てか、人の家で風呂入ってる時点で常識なんてあんのかよ…「あの、私はこれからどこに行けばいいのでしょうか?」当たり前だ。異世界にきて世の中の仕組みも理解していない女の子を送り出すのはあまりに危険であり、それは愚者のすることである。返事はもちろん、「しばらくここにいてもいいよ」美少女は口をぽかんと開いたままだった。「いいんですか?」さっきの声のトーンとは違い嬉しそうに言う。「うん、だってどうせ一人暮らしだし、別にいいよ」職もあるし、何より家に帰ってきて誰かが出迎えてくれた方がいい。「今日からお世話になります。私の名前は一ノ瀬 加蓮17才です。」「俺は高垣 楓18才の社会人だよ。よろしくね。てことで明日は買い物にいこうよ。必要な物とかあるでしょ?」
「はい!」嬉しそうに答えた。「ところで、なんか食べない?イチゴか、リンゴあるけど、」「では、イチゴで。」「うん、少し待ってて」
俺は冷蔵庫からイチゴと練乳を取りだしテーブルへと運ぶ。
「わっ!」ナイスなタイミングでバナナが落ちていた。(神様の悪戯w)加蓮に勢いよく練乳をぶちまかした。「エロいな…」頑張れ、俺の理性…


こうして俺たちの平凡?な生活が始まった。なんか忘れてるけど…ま、いっか。
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