連なる恋心

レンside



レン、怒りを鎮めようとする&趣味の時間。

ぬおお...
俺のバナジューを飲んでいる琳夏を、柱の陰から睨む。
心の底から美味しそうに飲む琳夏。
──何でそうなるんだ!
俺は、母さんに怒られた。あの後、こっそりと家を出てバナジューを買いに行ったのだが、帰ってきてみると母さんが待っていた。
「レン?なーにをしてたのかなぁー?」
黙ってバナジューを見せると、母さんの左こぶしの鉄拳がとんできた。さっすが元ヤン✨とか言ってる場合じゃない。痛い、痛すぎる!しかしバナジューごときで殴られてる俺も俺だな。
そして、どうしたのーとのんきにやってきた琳夏に、母さんが俺のバナジューを与えたのだ!
──何でそうなるんだ!
怒りがふつふつと...
でも琳夏の幸せそうな顔でなぜかやわらぐ怒り。
ぷはー!と達成感満載の琳夏。
こっちに気づいた。
「レン、買ってきてくれてありがとぉ~」
おどけて言う琳夏。
「いやいや構いませぇんよぉ」
おどけて言う俺。
いや、構わなくねぇ!!
「お前なんで普通に飲めた!通常罪悪感で飲めんだろうが」
「えっ?」
きょとんとし、空の容器を見つめる琳夏。
「...飲めちゃった」
「飲めちゃったじゃねーよ...」
「もうっ、イイじゃん終わったことなんだから!」
ぷいっと顔を俺からそむけ、琳夏はスタスタと階段を上がっていってしまった。
なんなんだよアイツは...
迷惑極まりない!!
まあいい。あいつの事を忘れて、しばし趣味の時間とするかね。
フフフと笑ってみた。結構キマッテルと思うがどうだろう。
手始めに、料理をしようと試みた。
といっても、全くの初心者。
昨日、TVで料理男子がモテると聞き、やってみようじゃないかと思ったのだ。
よしよし、目玉焼きから始めてみようかねーぇ。
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