風便り〜大切なあなたへ〜





「・・・小林は、わかってくれたんだな」


「やっぱり・・・そうなんだ」



先生は、やっぱり、守屋くんを傷つけようとして、言ったんじゃなかったんだ。

守屋くんのことを思って、言ったんだね。


そう思ったら、嬉しくなった。

やっぱり、守屋くんの、勘違いだったんだ・・。



「・・・だけど、守屋は気づいてくれなかった。そのまま、部活辞めて、学校にも来なくなって、一回、街で暴れているのを見て、目が合ったのに、俺、気づかない振りして、逃げたんだ・・・」



そう言って、先生は、辛そうに笑いながら、涙を流した。



「先生・・・」



・・・先生も、辛かったんだね。

苦しんで、いたんだね・・・。


早く、誤解がとけたらいいな・・。

早く、守屋くんに、教えてあげたい・・。


守屋くん、先生も、こんなに苦しんでいたんだよ・・?

今でも、守屋くんのこと、心配してくれてるんだよ・・・?


・・早く、仲直りできるといいね。





< 28 / 273 >

この作品をシェア

pagetop