課長の瞳で凍死します ~旅支度編~
「新婚家庭で、ぐだぐだしてたらいいじゃないてすか」
と笑いながら、三上が拭いてくれた茶碗を片付けていると、

「いや、真湖りんのダラダラ具合を見ていると、ああ、人間あそこまで、くつろいでいいんだと思って安心するんだよ」
と言い出す。

「あの……私も一応、働いてますからね、茶碗運んだり……」
と言い訳してみた。


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