不器用な恋に、口付けを。





返事一つするのもまともに出来ないあたしは本当に嫌気がさしてしまうくらいで。




夢にまでみた晃介と過ごすクリスマス。



それがどんな形でであれ、あたしにとっては嬉しいことに極まりないのだから。





「…なーに?」





お願い。どうか魔法をかけて。



…このクリスマスの時期だけでいいから、オンナノコになれる魔法を。




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