闇の中に咲くランの花 Ⅰ
なんで“ラン”って子のことを言ってるのに“ワタシノセイ”って思っちゃったのかな………
大体、今日だけでこんなにもたくさん変なことを脳裏を掠める…。何があったって言うの…?確かにいつもとは違うことが起きたけど…
お父さんに聞いてみたらわかるかな?
てか、朝のこともあるしね…。ちゃんと説明してもらわないとね、なんで私が男子校に転校することになったのかを、ね?
プルルルル
ガチャ
すぐに電話をかけると、お父さんはワンコールで電話に出た。
智樹『もしもーし!麻琴から電話が来るなんて!父さんは嬉しいぞ!』
麻琴「ちょっとお父さん!なんで私を男子校なんかに入れたのよ!男嫌いってこと知ってるでしょ!?」
智樹『イヤー麻琴には男に慣れてもらわないと困るからな』
麻琴「ハァー意味わかんない……それに私は困らないし…」
智樹『オレ達が困るからな…』
麻琴「なんでなの?」
何に困るっていうの?……まさか結婚とか言わないよね?……結婚するつもりは全くないんだけど…?
智樹『それと繋がるんだがお前頭痛とかなかったか?』
どう繋がるわけ!?全然繋がるような感じないけど
麻琴「陸兄から聞いたんだよね?記憶が戻りそうなの?」
智樹『多分な…無理に思い出そうとすると頭痛が激しくなるから気をつけろよ』
麻琴「わかった!…あっ!あとね?私、屋上から飛び降りて死龍の総長やっつけちゃった」
智樹『はっ?死龍の総長やったのか?』
あ、これは陸兄話してなかったんだ。じゃあ話してたのは私の体調不良についてか。
麻琴「うん。その後は気づいたら保健室にいたんだ」