冷凍エビチリで尻を叩く際の作法とその注意点

その他の興味深いエビチリの持ち方

「冷凍エビチリで尻を叩く際の作法」の章においてメジャーなエビチリの持ち方について紹介したが、一般には知られていないエビチリの持ち方について紹介する。

角持ち法・・・文字通り内袋の角を持ち尻に叩きつける方法。この方が従来の方法より手首のスナップが効いて切れ味の良い音が出る様になる。

平手法・・・内袋のどちらか一方の面に掌を当てがい腕の回転の遠心力によってエビチリと掌を固定したまま尻に叩きつける方法。難易度が高いが、エビチリに満遍なく力が乗るので尻との衝突音は正に芸術的とも言える。

掌解凍法・・・極めて異例な持ち方である。まず、自身の掌で冷凍されたエビチリを解凍する事から始まる。解凍されたエビチリはまるで生きているかのように瑞々しく、描く軌道は神秘的である。しかし、掌の温度のみで冷凍エビチリを解凍するのには、莫大な時間とその間ずっと相手を見続けるという強靭な精神力と、それに付き合う協力者を要す為実行は極めて難しい。理論上可能とされているが事実上不可能と言われている方法で、未だ成功者の実例は無い。
< 17 / 18 >

この作品をシェア

pagetop