恋する姫

「まじ・・・?」

「うん。だから・・・」

だから?

「行ってくる」

そう言って廊下を駆けた。

「え?おいっ!!」

“大丈夫”と言って手をふった。

大丈夫って何が?

だってさ・・・今、気持ち通じあってもっと、こう・・・・ね?

そういうのないの??


オレはとにかく、聖羅のあとを追った。

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