非現実が現実に
でも、雪弥の壁ドンのときに
ものすごく怖かったのを覚えてて…

だから、ほんと。
自分でも自分にびっくりした。

だからあの時、ゆかりの大切さに
改めて気づいたんだよね。

いつも、守っててくれてたんだなぁって。


「うーん…
分かんないや。」

「そっか…」

「あ!でも、前よりかは
雪弥の目を見て喋ったり聞いたりできるようになったよ!」
「自分から挨拶とか…」


「恋愛には、発展してないのか…」

「あーうん…
たぶん、雪弥をそういう風には見れないや」


「おっけ!
分かった!」
「ちょっと、雪弥くんにアドバイスしてくるわ。」

「え、あ、うん。
いってらっしゃい…笑」

アドバイス…!?笑

そこまでしてくれてたんだ。

ほんとに、ゆかりは優しいよね。

感謝してもしきれないや。

あたしも、たかが中学のとき
初恋のひとにフラれたくらいで
落ち込んでちゃダメだ!

男嫌い、克服しないと…
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