△チョコパイ
「俺は、山下勇人(やましたゆうと)」

「あたしは、木下万理華(きのしたまりか)
って名前。」

「木下と山下、名前が少し似てるね。笑」

「あ…ほんとだな。笑」

笑った…
笑ってくれた〜

なにしゃべろうかな?

「いま、高2なの?高1?高3?」

「高2だよ」

「えー! もうほんとにすごい、、
同じく高2です…笑」

「同い年だな。」

「そうだね。笑」

なんか爽やかな人だなっておもった。

「なんで入院してんの?」

木下勇人くんに聞かれて、それから
いっぱい話した。
入院までの流れとか、どこの中学校とか
何部とか、いろいろしゃべった。

それから呼び捨てで言い合おうって、約束して…
あたしは木下勇人くんのことを
勇人
って呼ぶことになった。

あたしのことは、
万理華
って呼び捨てしてくれるって。

武人以外の男の子に下の名前、呼び捨てされるの初めてかな?笑

すこしドキドキ。

そして、また明日もしゃべろうって
言って…

今日は一日が終わった。
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