舞い散る桃蝶
「入るぜ近藤さん」
近「おぉトシ…それに柚姫ちゃんも
ゆっくり休めたかい?」
柚「おかげさまで」
近「それはよかった」
近藤さんは優しく微笑みながら
柚姫の頭に手をのせ撫でていた。
柚姫は照れながらも
また笑っている。
柚「あ、あの、今日は私の役割を聞きに…」
近「役割?ゆっくりしていてもいいんだよ?」
柚「いっいえ!そんなわけにはいきません!」
まるで本当の親子の喧嘩だな
まぁ近藤さんはそう思っては
いるようだけど
近「まいったな…そうだトシ
お前の小姓にすればいいんじゃないか」
「俺か!?…別にかまいやしねぇが
佐之の方がいいんじゃねぇのか?」
柚「…土方さんがいいのであれば」
「そうか」
柚姫もそう言ったところで
近藤さんによろしくと言われ
俺達はまず柚姫の着替えを探しにきた。
柚「ここは」
「俺達がいつも世話になってる所でな」
入るとすぐに親父さんがでてきた。