堕天使と呼ばれる女
…………………
渡辺 直行 30歳
医師免許を取得後、恩師の勧めで綾瀬総合病院の研究室で働いていた。
綾瀬総合病院は、医大生の中でも「医療研究の最先端」と密かに噂される場所で、憧れの聖地となっていた。
何故、直行がそこに居るのか…
それは、直行の書いたある一つの論文が綾瀬総合病院の院長の目に止まったからだった。
論文のタイトルは、
『遺伝子と寿命』
ある特殊な遺伝子が、人の寿命を短くしてしまう…という論文。
直行には、何故その論文が、院長の目に止まったのか、実はよく分かっていなかった。
直行がその理由を知るのは、更に数年後の事になる…
その間、ひたすら研究に没頭していた。
そんな頃、院長から呼び出しを食らった…