堕天使と呼ばれる女
仲間
「知る権利」と「知らなければならない義務」



この言葉が、星羅にはとてつもなく大きく、重く感じられた。


結局それが何を意味するのか、自分で探し出す以外に、道は残されていなかった…


星羅に残されたのは、今、目の前にある膨大な資料のみ。

本当に、解読できるだけの能力を有しているのか、星羅自身は不安で仕方なかった…

果たして、どこから手をつけて良いのかすら、検討もつかない。


とりあえず星羅は、教授のデスクに残されていた、プリントの束を手に取った。

組織の研究資料らしい…

とにかく、適当にパラパラっと捲ってみた。


難しい言葉が乱立している。
いわゆる専門用語だ。


でも、星羅はそれが読めてしまった…

何故だか分からないが、資料の内容が理解出来る…

『和也には、意味不明だろうな』

専門的な内容が理解出来てしまう自分が、星羅は怖いと思った。


でも同時に、渡辺教授の主張が正しかった事を、痛感した。


「私って、つくづく“普通”じゃないんだなぁ…」

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