恋愛日記
第2章



目を開けると、そこは見慣れない部屋だった

自分の部屋に比べて白すぎる天井が目に入る



どうやら私はベッドの上で寝ていたみたいだ



さっきのことが夢なら良かったのに
目覚めれば自分の部屋ではないことが
本当に違う世界に来たんだ
という実感を湧かせる



「はあ……」


思わず溜息が出た


周りを見ると机の上に携帯が置いてある
それを見れば、1件メールがきていたことに気づく

開くと、それは天界からのメールだった



********
こんにちわ。
木村柚華様。
無事違う世界へ
たどり着けました

さて、貴女は今日
転入日となってお
ります。
学校への地図は
部屋の何処かに
あるはずです。
これから頑張って
ください。
********



………思ってたんだけど天界って
結構便利なところだね



ってか今日転入日か……

どんな高校だろう


まあ別に特別楽しもうとは思ってないし



この世界の思い出で


亮の記憶、消したくないから






まあ、適当に頑張ろう




初めは、そう思ってたんだ



< 7 / 29 >

この作品をシェア

pagetop