ウソのコイビトになりました
そんなことを思いながら食べていると「ねぇ」と朱里に声をかけられた。
「なに?」
「………陽斗くんはさ、いつ私のこと好きになったの?てか、何で?」
「…………は?」
急になんだよ。
「だって、優夢の事好きだったでしょ?だから気になってさ」
「……さぁーな」
んなこと言うか、ばか。
すると「えー!」と不満気な顔。
そんな顔されても言わないからな。
……てか、確かに俺いつ好きになったんだ?