ウソのコイビトになりました
その日から俺はずっと朱里のそばにいた。
もう何処かに行ってしまわないように、手を握る。
その手は小さくて、腕は棒のように細くなっていた。
栄養不足で骨が脆くなっており、事故で様々なところが折れたと医者は言った。
衝突した車は、スピードを大分落としていたのにも関わらず。
あんなゲームの条件をつけるんじゃなかった。
そもそもゲームなんてしなかったら…。
後悔と悲しみが俺の心を占めていた。