審神者、始めました
 翌朝、皆の願いを叶えるべく、こんのすけと共に鍛刀部屋に足を運ぶ。
 歩『確か岩融は、薙刀だったよね?』
 こ「そうでございますね」
 歩『そうすると、小狐丸と新選組の刀達を出すか』




 鍛刀部屋に着き、精霊さんに太刀の配合と打刀の配合を伝えて部屋に戻る。
 歩『新選組の刀と言えば、兼定とか?』
 時間は4時間と1時間半って言っていたから、
この空き時間を利用して日用品を買い揃えよう。幸いにも、昨日の出陣で褒賞金をたんまり貰ったし。



 加「主ー、次は何を買うの?」
 万屋で日用品やら何やらを買い揃え、メモを確認いると、清光が話しかけてきた。
 歩『後は・・・私が使っている刀の手入れで使う、打ち粉と丁子油かな。毎日手入れしてるから、そろそろ切れそうで』
 加「あの人も、そう言って念入りに手入れしてたな」
 あの人・・・。恐らく、清光の元主の沖田総司の事だ。
 歩『私は、清光の元主達のように強くないし、頼りないかも知れないけど・・・それでも精一杯、これからやって来る皆を守るから』
 新選組や足利将軍家、源義経公に顔向け出来るように。自信ないけどね。
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