審神者、始めました
 買い物を終え、本丸に戻って荷物を勝手場に置いて、鍛刀部屋に向かった。
 歩『精霊さーん、出来た~?』
 精霊さん達に声を掛けると、精霊さん達が出来上がった打刀と太刀を持ってきた。
 加「あっ・・・」
 歩『どうしたの、清光?』
 打刀を見た途端、清光が声を上げた。
 加「来てくれたんだな」
 まさか、新選組隊士の誰かを元主に持つ打刀?何はともあれ、声を聞こう。
 歩『刀剣に宿りし付喪神よ。我が呼び掛けに応えたまえ』
 ?1(う~ん、ここは?)
 ?2(温かい霊力を感じますな)
 歩《ようこそ我が本丸へ。私は、この本丸が主、神原と申します。》
 ?1 (隣に居るのは、加州?)
 歩《もしや・・・清光が言っていた安定とは、あなた様の事ですか?》
 ?1(うん。僕は大和守安定。加州と同じ、沖田総司の元主に持ってたんだ)
 ?2 (三条宗近の太刀が一振り、小狐丸と申します)
 今ちゃんと三日月様と続いて、新選組と三条派が来たーー!
 歩『参ります。大和守安定、小狐丸。我が霊力と神気を受け取りて、ここに顕現せしめよ!』
 例によって、桜の花が二つ、どこからともなく降りて来た。
 安「大和守安定。扱いにくいけど、いい剣のつもり」
 小「小狐丸と申します。決して、図体が小さい訳ではありませぬ」
 歩『はじめまして。この本丸の審神者、神原と申します』
 加「安定ーー!!」
 安「加州!」





 今「小狐丸!」
 三「やぁ、久しいな」
 小「今剣、三日月兄上!」
 この日、本丸は夜遅くまで騒がしかった。
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