明日を見て 〜頑張れ、横山!〜
「瑠花さん、着いたよ?」

「んー。鍵ー。てか、瑠依起こして開けてもらってー。」

鍵出すのがめんどくさいので、彼女といよーが、最中だろうが、出てこい!と思ってたら、


「いないんじゃん?まだあいつら飲んでたし。」

はー。ある意味使えない弟。
「あーそー。んじゃー辰巳鍵ー。」

「俺持ってねーよ、さすがに(笑)」

酔った頭で見てもやっぱり可愛いわ。こいつ。

「んー。どこだ?」
鞄の中を漁って、辰巳に鍵を渡す。

「開けてー。」

「はいはい。瑠依も、こりゃ苦労するわな(笑)」

「失礼ねー。いいのよ、小さい時は私が面倒みたあげたんだからー。今それを、返してもらってんの!」

「はい。開いたよ。靴脱いで、ちゃんと戸締りして寝ろよ?んじゃ、おやすみ。」

そう言って私を玄関のなかのたたきに座らせ、そのまま帰ろうとした。



「辰巳ー?」

「何?」

「何してんの?」

「は?」

「どこ行くの?」

「は?いや、帰るけど?」
辰巳の心底不思議な顔を見てイラッとする。


「は?なんで!?」

「いや、瑠花さん酔いすぎ。俺ん家ここじゃねーよ?」

「知ってるわよ!もう電車ないじゃん!泊まればいいじゃんか!」

なんなのよ。
あんた、私が好きなんでしょ?

なら、こんな所で置いていくとか、ないだろ!

「……」



って、勢いで言ったものの、
私結構な軽い発言、堂々と言ってるし……

あーあ。なんで、辰巳と、いると、
こんな風になっちゃうんだろ。
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