明日を見て 〜頑張れ、横山!〜
タイミングがいいのか、
悪いのか、これが、ウザイ程似合う白いワンピース。
手にはベージュのコートと鞄。
これから出勤か。
「おはようございます。服……似合いますね……。」
俺の言葉に、
また、昔会ってた時と同じような微笑みで、
「本当?やだ、嬉しいわ。ありがとう。」
容姿端麗な瑠依の姉貴。
まるで、今までの事なんて、
何もなかったかのように……。
「辰巳も、学校?気を付けてね。私もう行くから、瑠依に戸締りしてって伝えてね。あと、今日は遅くなるって。んじゃ、ね。」
その言葉なんか、もう頭になくて、
俺の隣を通り過ぎて、玄関に向かう瑠花さんの腕を掴む。
「辰巳ー?ごめんねー。もう行くから。用あるなら、瑠依に伝えてね。」
そう言って、俺の腕を離し、手に持っていたコートを羽織り、下駄箱から靴をだす。
「……今日会お。」
「ダメ。今日飲み会。」
「お願い。」
「ダーメ。私に会いたいって人のお誘いだから。」
「俺も会いたい。
本当なら、行かないで……って言いたいけど、
飲み会の終わった後でいいから。お願い。」
「辰巳ー。もう、いいよ?てか、本当に行くね。」
「……ん。メールする。」
「会わないわよ。んじゃ、行ってきます。」
「俺は会いたいから。」
その一言は瑠花さんに聞こえていたか、わからない。
瑠花さんはそのまま、玄関から出ていった。
悪いのか、これが、ウザイ程似合う白いワンピース。
手にはベージュのコートと鞄。
これから出勤か。
「おはようございます。服……似合いますね……。」
俺の言葉に、
また、昔会ってた時と同じような微笑みで、
「本当?やだ、嬉しいわ。ありがとう。」
容姿端麗な瑠依の姉貴。
まるで、今までの事なんて、
何もなかったかのように……。
「辰巳も、学校?気を付けてね。私もう行くから、瑠依に戸締りしてって伝えてね。あと、今日は遅くなるって。んじゃ、ね。」
その言葉なんか、もう頭になくて、
俺の隣を通り過ぎて、玄関に向かう瑠花さんの腕を掴む。
「辰巳ー?ごめんねー。もう行くから。用あるなら、瑠依に伝えてね。」
そう言って、俺の腕を離し、手に持っていたコートを羽織り、下駄箱から靴をだす。
「……今日会お。」
「ダメ。今日飲み会。」
「お願い。」
「ダーメ。私に会いたいって人のお誘いだから。」
「俺も会いたい。
本当なら、行かないで……って言いたいけど、
飲み会の終わった後でいいから。お願い。」
「辰巳ー。もう、いいよ?てか、本当に行くね。」
「……ん。メールする。」
「会わないわよ。んじゃ、行ってきます。」
「俺は会いたいから。」
その一言は瑠花さんに聞こえていたか、わからない。
瑠花さんはそのまま、玄関から出ていった。