出会い系で出会った男たち 2
「もしもし!!」

もうね、タツキの声、めっちゃ焦ってましたよ。


『電話したやろ!!なんね?』


今大丈夫?すら聞かない自己中なわたし。


「今日って何時からだったっけ??」


この言葉でタツキがピンチなんだろうと気付く。

うちらは出会い系で変なのにつかまったらお互いに電話しあってましたから。

出会い系をしてることを知ってる人にしか電話できませんからね…

こう見えて周りには隠してました(´・∀・`)


『うふふ、今日は何事かしら??』

小声で囁くわたし。


「え?まじで??あぁ~それならしょうがないね。わかった。」


適当に話を作るタツキ。

こやつも悪人やなぁ…とタツキの現状を知らないわたしは思ってました。


『あとから報(報告)連(連絡)相(相談)(ホウレンソウ)だぞ、おぬし!!』


また小声で囁くと


「じゃあまたあとで♪」

と言って電話を切るタツキ。


この後はこんな感じだったそうです。
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