CLUSH HONEY~V系彼氏と、蜜より甘く~
「まぁいい、記事を書くのに足りないところは、事務所から資料を取り寄せろ。あとは、事務所付けでアンケートでも送っておけ」

「わかりました…」


自分の席に落ち着くと、三度目のため息が出た。


「はぁー…」あんな扱いにくい人って、見たことないから……

Kirのキリトか……もう二度と会いたくないかも……。


私はそう思って、あまりに機嫌の悪かったその男のことを記憶から消そうと、頭の隅に追いやった。

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