CLUSH HONEY~V系彼氏と、蜜より甘く~

「つまんねぇウソなんか、いらねんだよ…」


睨みつけてくる目の鋭さに、思わず怯みそうにもなる。


「キリトを、移籍させようとか……どういうつもりなんだよ…」


「……キリトは、あなたに飼い殺しになんか、させない……」


「口のきき方に、気をつけろっ!」


脇腹が蹴り付けられて、痛みに咳き込みながら、


「恐くない…あなたなんか……」


口にすると、


「……そんな軽口は、すぐに叩けなくしてやるから…」


と、シュウは蔑むような笑いを浮かべた。




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