イマカレモトカレ 永遠の愛は?



実家に帰るとあたしは
親二人を座らせた。


「何なの?」


「聞きたいことがある!
反対なら反対って
その場で言えばよかったでしょ!」


「何が?何のこと?」


「なにが?じゃないわよ
貴弘とのことよ」


「あ・・・」


「あたしの前では賛成したようなこと言って!
お金で解決させるって
どう言うことよ!」


「えっ?貴弘くんから聞いたの?」


「やっぱり本当だったのね
どーしてそんなことしたの!」


「ねっ!貴弘くんが言ったの?」


「言うわけないわ!
あたしが知ったことすら知らないと思うよ」


「じゃあ 誰に?」


「貴弘のいとこよ
貴弘はいとこを彼女だとあたしの前に
出させたみたいだから!」


「ごめんね・・・
どうしてもこの歯科医院を継ぐ人が欲しくて
貴弘くんは無理だったでしょ
それに結婚するというから
調べさせて貰ったら
家に借金があるみたいだったから
それも100万円あれば
何とか楽になるらしかったからね」


ひどい・・・。


そんなことを貴弘に言ったのかと
思うと悔しくて泣けてくる。


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