イマカレモトカレ 永遠の愛は?


携帯をポケットに入れ
出るのはため息。


「おいおい!
仕事中ため息?」


「あっ!川本さん
仕事中じゃないですよ
今 休憩中です」


同じ部署の川本さんもロビーで
お茶を飲んでいた。


「彼氏?」


「えっ?」


「ため息の原因」


「ハズレです!
あたし彼氏居ませんから」


「そりゃ~ごめんね」


「あっ!川本さん
質問していいです?
もしもしもですよ
恨んでる相手が目の前に
現れたらどうします?」


「目の前に?
それって異性?それとも同性?」


「異性ですね」


「うーん 異性かぁ~
まぁ~それが同性で自分より
いい地位になってたりしたら
クソッ!って思うけど
異性ならどうかな?
憎さの度合いにもよるけど それって
恋愛感情があったってことだよね
それだったら自分より幸せになってたり
のほほーんって暮らしてたりしたら
尚更腹がたつよね!」


そっか・・・
それだよね。


「やっぱり憎いか」


「なに?門倉さん
憎い相手に会ったとか?
それがため息の原因?」


「あたしの事じゃないんですけどね
それにため息は実家の親が
たまには実家に帰ってこい!って
ラインを入れてたから」


ずっとため息の事を言われるから
親のせいにしておいた。






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