イマカレモトカレ 永遠の愛は?


「友達がね その相手の人と
昔は付き合ってて
親が交際に反対で
勝手に相手の男と話をして
お金を積んで別れるように
頼んだらしいんです」


「最悪じゃん!その親
そんな話って本当にあるの?」


「ですよね
それで男の方は少し家に借金が
あったみたいでそのお金を足しにして!
みたいなことになって
結局その友達は婚約までしてたのに
突然彼に別れを言われたみたいなんです
その時の真実は知らなくてまた数年後に
再会したら男の方がちょくちょく
誘ってくるみたいで あっ!
別れる理由が浮気相手に子供ができて
そっちと結婚するみたいなことに
なってるらしくて」


「なんか複雑だね」


「そんな中の誘ってくる
心理はどうかと・・・」


「その友達はその真実は
いつ知ったわけ?」


「最近 彼の友達から聞いたらしくて
彼は友達がその事実を知ってるのは
知らないらしいです」


「あ~知らない設定かぁ~
うーん難しいなぁ~
誘ってくると言うことは
下心有り!と思った方がいいかもね」


「そーですよね」


「だって何年経ってるのか知らないけど
ずっとその友達のことを
思ってるわけないし
その友達に言ってあけたら?
傷つけられるだけだよって」


「ですね!
アドバイスありがとうございます」


そっか・・・
やっぱり貴弘はあたしを
傷つけるために近づいてるんだ。


でも あたしを傷つけることで
貴弘の気持ちが済むなら
知らないふりして
ズタズタにされても構わない。


大好きだった・・・ううん
今でも大好きな貴弘


ずっと無視を続けてたけど
あたしに仕返しすることで
貴弘の気が済むなら・・・。


そう心を変えたのだった。






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