イマカレモトカレ 永遠の愛は?


「白々しいわね!
何がお見合いよ!」


「ホントなんです」


「白々しいわね!
どーせ街の飲み屋かどこかで
出会ったんでしょ!」


何を言ってもこの人には
通じない無駄だと思った。


「良いことを教えてあげようか?
離婚が成立するのよ
あまりにもしつこいから
いっぱい条件付けて別れてやろうかとね
あんたもその条件を背負って
これから和典と生きるのよ!」


「いえ 離婚なんてしないでください」


「何よ!今更バカじゃないの?」


「あたし・・・
言い訳になるかもしれないけど
本当に知らなかったんです!
でも知らないとはいえ
奥さまに嫌な思いをさせたのは
本当ですよね
反省します お気持ちは
すごくわかりますから」


そう・・・あたしも5年前
愛する人に裏切られた。


でも どこかでまた戻ってきてくれると
期待していた
待っていた
きっとこの奥さんも
待ってるはず
まだ遅くないよ・・・。


一番悪いのは和典さん
どうして奥さんがいるのに
お見合いにくるわけ?
一番悪いのは和典さんじゃん。


「反省されてもね!
もう遅いわよ
あなたはね あたしの旦那を
奪っただけじゃなくて
子供の父親も奪ったのよ
黙ってないで何とかいいなさいよ!」


「そんなつもりは・・・なくて」


「そんなしんみりした顔を見せてるけど
心では勝った!って笑ってんでしょ!!!
最低ね!私はあなたに
言いたいことを言ってすっきりさせようと
思って呼び出したけど
顔を見てますます血が昇るわ!」


一気に和典さんに対しての気持ちも薄れ
後は紹介した親たちへ恨みに変わった。












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