オフィスの野獣と巻き込まれOL


『いい加減にしろ。このままだと、会社をつぶしかねない』

口の悪い重役からは、そういじめられるそうだ。

外部から経営者を連れて来るべきだという声も上がっている。

義彦君も、出来ることでは協力している。

結婚を決めたのもそのせいだ。


昔から、自分が社長になりたいなどと言った事はなかった。

『なってくれる人がいるなら、いつでも代わってやりたい』

陰だけでなく、表でもそう言っていた。

本当は、義彦君、バンドなんか組んでたり、歌を作ったり。

そんなことやってみたかったのだ。

楽器を弾くのはうまくなかったけど。歌は上手だった。

私も義彦君の歌は好きだ。

声が凄くいいのだ。

頑張れば、本当に歌手になれたかもしれない。


< 128 / 349 >

この作品をシェア

pagetop