好きもどき。


そっから授業を聞いていると、トントンという音がした。


チラリと下を見てみると立花の指らしきものが机に。


(あ、立花が私を呼んだ音か。)


「なに?」

「さっき、答え教えてくれてありがと」

「あぁ、そのことか!わざわざ気にしなくていいのにー」


「いやでも本当助かったからさ。」

そういってはにかむ立花。


なにその感じ、ちょっと可愛い。
< 5 / 7 >

この作品をシェア

pagetop