飛行機雲











修…あったかい。





翼の話して、すっごく辛かったはずなのに



私…少しドキドキしてる。





「…愛…俺の心臓の音、聞こえる?」






修は私の耳元で問いかけた。



私は修の胸に耳をあてた。









―――トクン、トクン、






…すごく速く脈を打つ心臓の音が


聞こえた。







「……緊張してる」







私が修の顔を見ると、


目をそらしながら、そう言った。
















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